著しく危険な妄想
Twitterをふと起動したら、なんか面白そうな企画がありました。
前置きはこちら
一発書きの為、途中から思いっきり流れが変わります。
どこから書き飽きたかが非常に分かり易い!
この文章を自分で後から読み返すことは無いだろうしどうでもよいのだ!ははは!!!
この手のものは読んだことないので、マジで自己責任で嗜んでください。
18禁・素人・多大なる妄想・自己解釈・男主導・Noイチャラブ・スローペースクイックエンド。
18禁!
「えっと…?」
恋の少しばかし加速したアプローチは、やはり鈍感なキャプテンには届かず。
暫しの間、静寂が訪れた。
(ああっ!また あたしったらダーリンを困らせちゃった…!!)
「…なんてね!冗談じょうだん!」
(このプレゼントだって、ママがくれたものだし…。)
普通のテンションならそんなものをプレゼントにする人間は居ない。
だが長期的に構ってもらえなかったことと、インターネットに書かれてあった過激な恋愛テクで恋はあらぬ方向に暴走してしまったのである。
恋はいつもと同じように小さく深呼吸をした。
今は涙を浮かべるタイミングではない。
「じゃあダーリンも明日に備えて…」
しっかり寝るべさ~、と言おうとした。
だが、流石にイブのキャプテンは一味違ったようだ。
立ち上がろうとした恋より先に、一歩だけ距離を詰めてきたキャプテン。
そのたった一歩で天井の照明は遮られてしまい、恋の顔に影が入り込む。
「恋、そのプレゼント…その、恋さえ良ければ貰ってもいいかな?」
「え…?」
「恋が俺の為に選んでくれたんだろう?受け取らないのも失礼だしな。」
「ゃ…いいよ!あたしが選んだ訳じゃないし!こんなの貰ってもダーリン…」
「俺は恋がくれるものなら何でも嬉しいよ。」
そこまで言われて渡さないのも不自然になってしまった。
恋は言葉を飲み込み、怒られる覚悟を決める。
「今開けてもいいか?」
「…ぃいよ……。」
どうとでもなれ。
俯きながら、部屋に入ってくる時にしっかりちゃっかり内鍵をかけたことを反省する。
カサカサと包装紙をはだける音が、秒針と一緒に頭の中で反響する。
「恋…これは何だ。」
「っ…ごめんなさい!!!」
「…?」
身構える為に使ったエネルギーが無駄になったことに気付く。
恋は恐る恐るキャプテンの手元を見る。
「えっっ、ダーリン…?」
「恋はこれを俺に渡して何をして欲しかったんだ?」
実はキャプテンの方も連日の激務、続く徹夜で理性のリミッターが緩んでいた。
予想外の反応に、今度は恋が固まってしまう。
プレゼントの効果で混乱したキャプテンは、いとも簡単に恋をベッドへ誘う。
「ダーリン…だ、駄目っ…。」
抵抗出来ない。
体中の力が抜け、最早 331の攻撃力もあって無いようなものだ。
(ダーリンが、こんなダイタンなことをしてくれるなんて…)
嬉しさよりも戸惑いと不安、恥ずかしさで体中が熱くなる。
「っ…。」
熱いキス。
暖房も付けずに仕事をしていた彼の唇は冷たく、そして舌はとろけるように熱い。
もし聖夜の夜を一緒に過ごせるのなら―
何度も頭でシミュレーションをしていたが、何も知らない少女は背伸びをしても大人にはなれないのだ。
恋の体は黒い影に覆いつくされたまま。
大きな手が、胸を支えているベルトを静かに、優しく緩める。
いつも通り冷静で、真剣で、優しさが詰まったキャプテンの目。
いつもの大好きな目。
いつもと同じ筈なのに、何故か恋の瞳には少し違うように映っていた。
暖かくゴツゴツとした指が胸を包み込む。
先端に手の平が押し付けられるだけで、頭がぼんやりしてしまう。
脊髄反射のように吐息が押し出されていく。
「っぁ…」
反応が読まれていたかのように指先で弄ばれる。
自分以外の人に触れられているのが恥ずかしい、最初はそう思っている余裕があったのだが、次第に快楽が脳を溶かしていく。
自分の知らない感情が侵食していくことに恐怖を覚えた。
「恋…。」
確認するかの様に唇を重ねられる。
拒否なんて出来ない。
だって、怖くてもダーリンが大好きだから。
舌が離れて、ぼんやりと目を開ける。
気付いたら緩んでいたスカート、その中に腕が伸びていくのが見えた。
抑えられない声が、知らない自分から発せられる。
体の底からゾクゾクとぬくもりが上がってくる。
思わず腰が動いてしまう。
怖さが気持ちよさで吹き飛んでいく。
あ、あ、と喉の奥から発せられる声と、かき回される水滴の音が混ざって、訳が分からない。
苦しくて、気持ちいい。
脳がビリビリと焼けるような感覚がした頃、影が少し遠のいた。
「…だぁりん……?」
呼びかけるが、立つことも顔を上げることも出来なかった。
息が出来る、と思った。
少しの静寂の後、また口を塞がれる。
そして、何か硬くて熱いものがゆっくりと押し付けられる。
「っんん?!」
痛い。
熱くて痛くて、苦しい。
慰めるかのように、口の中が優しくかき混ぜられる。
唾液が混ざり合っていくと同時に、痛みは徐々に遠のいていった。
「恋、平気か?」
遠くの方でキャプテンの声が聞こえる。
恋は首を縦に振ることしか出来なかった。
細胞のひとつひとつが撫でられるように感じる。
微かに残った思考で、ぼんやりと何かを考えていた気がする。
だが、考えた傍から自分の声が全てかき消していく。
少しずつ煩い鼓動が激しく燃えていく。
何度もくちづけをされ、激しい熱が体中を覆う。
駄目、と呂律の回らない口で発するも、快楽は止まることがなかった。
初めて聞く生々しい音も、恥ずかしさも、全部どうでも良い。
喉からなにかが出ている。体の底からなにかが出ている。
何だろう、と考えても気持ちいいが全てを上塗りしていく。
よく分からないけど、きもちい。
快楽が上るにつれ、段々と脳みそが苦しくなっていく。
気持ちいい、苦しい、怖い。
「ぁめ…っ、らめぇ……」
もがこうとするが、抗えない。
首の奥から音が出て、体の中が荒らされていく。
「っっっ…!」
なにかが来て、気持ちよくて。
溢れだす波に押し流されて、意識がゆっくり遠くなった。
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翌日のクリスマスパーティーに恋の姿は無かった。
おわり